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「金魚ちょうちん」を作ってみた!~田舎暮らし体験(1)~

「移住定住コンシェルジュ(柳井市)」の武田です。
田舎で○○してみよう!シリーズの第1弾。今回はつぶらな目がなんともかわいい、民芸品「金魚ちょうちん」の製作体験をしてみました。

そもそも金魚ちょうちんって?

「金魚ちょうちん」は山口県柳井市の郷土民芸品。
起源は幕末の頃にさかのぼります。当時の柳井の商人が、青森県弘前市の「金魚ねぷた」をヒントに考案したとされ、今では山口県を代表する民芸品としてたくさんの人に愛されています。

金魚ちょうちんの歴史について、詳しくはこちら↓

江戸時代の商家の家並みが残る「白壁の町並み」では軒先に飾られ、風に泳ぐ金魚ちょうちんを見ることができます。夏には一帯でお祭が開催され、灯りをともされた金魚ちょうちん(その数なんと数千個!)の姿はなんとも幻想的。夏の風物詩となっています。

毎年8月13日に開催される「やない金魚ちょうちん祭り」


製作体験ができる「やない西蔵」へ

そんな金魚ちょうちんの製作体験ができる場所があります。それが、白壁の町並みの一角にある「やない西蔵」。醤油蔵だった白壁土蔵作りの建物を改修したもので、ギャラリー及び体験工房施設となっています。

大正時代建築の外観をそのままに。白壁が青空によく映えていました

中に入ると、色も大きさもさまざまな金魚ちょうちんが出迎えてくれました。

中の柱や骨組みは醤油蔵時代のものをそのまま残しているそう

教えてくださるのは金魚ちょうちん絵付け体験講師の田中菊雄さん。実は田中さんは、定年を機に神奈川県から柳井に来られた移住者さんです。

さて、私(武田)は生まれも育ちも柳井なのですが、西蔵での金魚ちょうちん製作体験はこれが初めて。今まで見て愛でるだけだった金魚ちょうちんを自分の手で・・・!と、感慨深いと同時になんだか恐れ多い気持ちで、田中さんの説明を聞きます。
ちなみに西蔵の体験コーナーでは胴体(ひごと和紙でできています)はあらかじめ作ってあり、細かい模様を描いたり、ひれを付けたりして気軽に製作が楽しめるのが特徴です。

優しく教えてくださる、体験講師の田中さん

私としたことが、根っからの不器用さも相まって、筆を持つ手が震える始末。でも、田中さんの穏やかな話しぶりで自然と肩の力が抜けていました。田中さんの説明はとてもわかりやすく、「金魚ちょうちんって、実はこんな模様・形だったんだ!」という新たな発見があり、金魚ちょうちんがますます好きになったのでした。

目の位置で表情が決まるそう

はじめは緊張していましたが、田中さんの温かく優しい手ほどきのおかげで、なんとか自分だけの金魚ちょうちんを作り上げることができました。

作った金魚ちょうちんを持って記念写真

思い出をお持ち帰り

やない西蔵では、金魚ちょうちん製作体験のほかにも柳井縞機織体験(コースター作り)、染色体験(ハンカチなど)もできます。
体験で作ったものは「思い出」そのもの。持ち帰って大切にしていると、また作ってみようかな、足を運んでみようかなと思わずにはいられません。
あなたも気軽に、世界に一つだけ、自分だけの金魚ちょうちんを作ってみませんか?

【金魚ちょうちん製作体験】
所要時間:約30分(目や胴体等に柄を入れ、ヒレや尻尾を付けます)
料金:(中)900円 (小)800円
受付時間:9時~16時

【やない西蔵】
住所:柳井市柳井3700-8
電話・FAX番号:0820-23-2490
開館時間:9時~17時(毎週火曜日定休)
HP:https://www.sjc.ne.jp/yanai/nisigura.html


本記事は、2024年4月の取材時の情報になります。詳しくは上記の連絡先に直接ご連絡いただくか、市外・遠方の方は下記のお試し移住相談窓口よりご相談ください。


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