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住みはじめてからもずっと頼りになる不動産屋さん、有限会社 サンクス ~会社訪問(5)

「移住定住コンシェルジュ(柳井市)」の川邊です。
移住を検討する上で気になるのはやっぱり仕事。「移住定住コンシェルジュ(柳井市)」では、移住先の仕事に具体的なイメージを持ってもらうべく、市内企業さんのご紹介をしていきたいと思います。
この記事では、地元に根ざして30年以上の不動産屋さん、サンクスさんをご紹介します。

不動産業は「まちづくり」。

サンクスさんは、地元の賃貸・売買の物件情報を幅広く扱っている不動産屋さんです。
地元に密着しているからこそ、住んで困ったことの相談までできる、とても頼りになる存在です。
秋田会長は、「住んでいる方の自転車がパンクした、と言ったら自転車屋さんを紹介したり、新しく引っ越してきた方には、おいしいお店を教えてあげたり。『よろず相談窓口』かと思うこともありますよ」と笑う。

会社としては、お仕事にならず、大変なだけだろうに...といぶかっていると、会長さん。
「そういうことは、まわりまわって、どこかでつながっているもの。何十年もあとにお仕事につながることもあるし、そうでなかったとしても、そういうつながりで私たちは何十年も商売をさせてもらっているのだから、やれることはやってあげたくなるのよね。
不動産業は、契約したら終わりではなく、街がどんなふうになっていくかに関わる、『まちづくり』の仕事だから」

そんな会社だから、市内の保育園・幼稚園に絵本を送ったり、子どもたちが遊ぶ砂場の砂を新しくしたりなど、地域をよくするための活動も、積極的に行っています。

「サンクス」の社名から、39(サンキュー)冊の絵本を各保育園・幼稚園に贈呈。
砂が一新された砂場で遊ぶ子どもたちからのお礼の手紙。

「よく働き、よく遊べ」

秋田会長のモットーは「よく働き、よく遊べ」。
仕事が忙しくても、「働いてばっかりではダメ。頑張ったり、緩めたりが大事」とのこと。

河村部長も、お客さんからいろいろ相談ごとを持ちかけられることがあるそうですが、「自分がわからないことでも、いろいろなネットワークがあるからこそ解決できることも多いですよ。ちょっとしたトラブルが起きて、困ったな...と思っていたことに、実は同級生のお父さんが関わっていた...というつながりで助けてくれて解決した、なんてこともありましたよ。」とおっしゃっていました。

頑張るところは頑張りながら、自分だけで解決できないことは会社内外のみんなからサポートしてもらえる環境は、遊んだり緩めたりの部分のつながりも大事にしているからこそなのかもしれません。

電話もよく鳴る、いつも忙しそうなオフィス

移住者が不動産屋さんに勤めるのって、やっぱり難しい?

そんなふうに、地元の方々からさまざまな相談を受ける不動産屋さんだから、社員の皆さんはやっぱりお忙しそう。特に現在、営業の仕事は大忙しで、良い人がいれば採用したいと考えているとのこと。

「地元出身でない移住者さんだと、不動産屋さんは難しいですか?」と聞いてみました。
少し考えてから、「この仕事に向いているのは、他業界でもいいので、営業をしていた人」とのこと。
「窓口でお客様の希望を丁寧にお聞きして、売る人と買う人、貸す人と借りる人をお引き合わせするのが私たちの仕事。業界は違っても、相手のご希望に添う提案のコミュニケーションができる方が向いていると思います」

もちろん、地名や学区、それぞれの地域ごとの環境など、お客様のご要望にこたえるためには、覚えること、知っておくべきことが山ほどあります。また、宅建士の資格は、あらかじめ持っている方をご希望だそうです。

サンクスのみなさんのように、街を隅々まで知り、たくさんの人に協力してもらえる関係を築いていくのは、短い時間でできることではありません。それを積み重ねて頑張れる「やる気と意欲のある方」は、一度ドアをたたいてみてはいかがでしょうか。

お話を伺った方: 秋田京子 取締役会長 / 河村敏幸 取締役部長

会社名:有限会社 サンクス
住 所:山口県柳井市南町7丁目13番9号
設 立:1990(平成2)年9月
従業員数:8名
電話番号:0820-23‐7700
お試し移住後の本採用の可能性:あり


本記事は、2024年3月の取材時の情報になります。詳しくは上記会社の連絡先に直接ご連絡いただくか、市外・遠方の方は下記のお試し移住相談窓口よりご相談ください。